【サックスお悩み相談】「ビブラートをすると顎が疲れる」→回答します。
サックスを吹いてるんだけど、、
- ビブラートをかけてると顎が疲れる。
- どうやったら顎が疲れないでビブラートをかけられるの?
- ビブラートのコツとかあるの?
こちらのお悩みに答えていきます。
✔︎ この記事を書く人
【サックス】なぜビブラートをかけると、顎疲れるのか?
まずは、よくある原因を紹介します。
原因① 必要以上に噛んでしまっているから。
ビブラートで疲れてしまう原因の多くは、
マウスピースの噛みすぎです。
ビブラートをかけるためには、顎を動かす必要がありますが、噛む必要はありません。
どちらかというと、顎を緩めてかけるようなイメージで行います。
原因② 筋肉の痙攣でかけているから。
もう1つ、よくある原因が、”筋肉の痙攣”でビブラートをかけてしまってるパターンです。
わかりやすい例で言うと、
寒い冬の日に外にでると、顎がガクガク震えることがありますよね。
あれです。
あのときの感じでビブラートをかけてしまうと、ずっと筋肉に力が入ってる状態なので、顎が疲れます。
どうしたら、顎が疲れないでビブラートをかけられるのか?
噛むのではなく、緩める意識を持つ。
最初に書いたことと被りますが、
ビブラートは噛んでかけるのではなく、
口を緩めてかけるような意識を持ちましょう。
噛むと疲れますし、唇が痛くなりますし、音も汚くなります。
緩めてかけると、疲れにくく、音も汚くならず、唇も痛くならないので、長時間演奏できます。
普段から、なるべくリラックスしたアンブシュアを心がける。
ビブラートをかける時だけに限らず。
普段からマウスピースを噛まない、リラックスしたアンブシュア(咥え方)を心がけましょう。
ストローを咥えるくらい、軽くマウスピースを咥えられると良いです。
軽く咥えられれば、顎が疲れないのはもちろん。
リードも振動しやすく、楽に音が出せるようになります。
顎も自由に動かせるようになるので、ビブラートや音程などのコントロールが、格段にしやすくなります。
ビブラートを綺麗にかけるためには。
息を通すことが最優先。
ビブラートを意識することは大切ですが、最も重要なのは”息の流れ”です。
ビブラートはあくまで、息がしっかり流れ、音がまっすぐ出てる状態で、初めてできるテクニックだからです。
息がしっかり流れてない状態(音が揺れたり、かすんでる状態)で顎を動かしても、ビブラートは綺麗にかかりません。
もともとの音が揺れてる状態で、さらに顎を動かしてしまったら、2重で波ができてしまうからね。
なので、顎の動きだけに集中しすぎず、息の流れを忘れないように練習しましょう。
まとめ:とにかく噛まないように。
今回は、
ビブラートをかけてると、顎が疲れる。
というお悩みをテーマに、記事を書いてみました。
結論、「とにかく噛むな」です。
マウスピースを噛んでビブラートをかけると、疲れるのはもちろん。
他にもいろいろな弊害がでてしまいます。
- リードが押さえつけられて音が鳴らない。
- 下唇に歯形がついて痛くなる。
- 長時間の演奏ができなくなる。
などなど。
ビブラートをかけるときに限らず、普段の音出しやロングトーンから、マウスピースを噛まない訓練をしましょう。
今回は以上になります。