【サックス】基本的な音の出し方と、音を上手に出すためのコツ。
サックスを入手したんだけど、
- 音の出し方が分からない。
- 音を出すコツとかあるの?
- 音を出すための基本が知りたい!
こちらのお悩みにお答えしていきます。
✓この記事を書く人
こんにちは。
サックス講師の石橋と申します。
今回は、サックスの音の出し方についての基本とコツを書いていきます!
ぜひ参考に見ていってください!
※今回の記事は、サックスの組み立てができること前提で解説していきます。
組み立て方がわからない方は、こちらの記事を先に見てください↓
サックスの音の出し方の「基本」!
まずは、基本的な音の出し方から紹介します。
サックスを組み立てたら、以下の手順で音を鳴らします↓
- 下唇を、下の歯の上に乗せる。
- リードに下唇が当たるように咥える。
- 思いっきり息を吹き込む。
①下唇を、下の歯の上に乗せる。
マウスピースを咥える前に、下唇を下の歯の上に乗せましょう。
上唇は通常のままでOKです!
②リードに下唇が当たるように咥える。
次は、リードに下唇が当たるように、マウスピースを咥えましょう。
上の歯は、直接マウスピースに触れてOKです!
③思いっきり息を吹き込む。
あとは、思いっきり息を吹き込むだけです。
たっぷり空気を吸って、思いっきり強く息を吹き込んで、鳴らしてみましょう。
音が鳴れば成功です!
上手く音が鳴らない場合は、次の項目へ!
音を上手に出すためのコツ!
ここからは、音をスムーズに鳴らすためのコツを紹介します。
音が上手く鳴らなかったり、
音が長く伸ばせないという方は、
以下のポイントを試してみてください↓
- マウスピースを咥える”深さ”を変える。
- マウスピースを優しく咥える。
- リードを変える。
それぞれ解説します。
マウスピースを咥える”深さ”を変える。
マウスピースを咥える深さを変えてみましょう。
深く咥えたり、浅く咥えたり。
サックスは、マウスピースを咥える深さで、吹き心地が大きく変わります。
いろいろ試してみて、音が出しやすいベストな深さを見つけましょう!
マウスピースを優しく咥える。
マウスピースは、優しく咥えましょう!
強く咥えてしまうと、リードが振動しにくくなってしまうからです。
サックスは、リードが振動して音が鳴る楽器です。
リードが振動できるように、マウスピースは噛まず、優しく咥えるようにしましょう。
リードを変える。
どうしても音が出しにくい場合は、リードを変えましょう。
リードは吹き心地を決める重要なアイテムだからです。
大切なポイントなので、少し詳しく書きますね。
リードは、”厚さ”ごとに売られている。
リードには”厚さ”があります。
(”硬さ”とも言います)
リードを買ったとき、パッケージに書いてある数字が、そのリードの”厚さ”です。
この数字が、大きくなるほど厚く、
数字が小さくなくなるほど、薄いリードになります。
厚さで変わること。
「厚さが変わると何が変わるのか?」
というと、、、
ズバリ「吹き心地」です!!!
基本的には、薄くなるほど、吹き心地が軽くなっていきます。
なので初心者の方の場合は、薄いリードの方が音が出しやすく、練習を楽しめると思います。
初心者におすすめの厚さ。
初心者におすすめのリードの厚さは、
定番のバンドレンのリードであれば、「2-1/2」か「2」です。
(これ↓)
(もしくはこれ↓)
このくらいの厚さなら、初心者の方でも音が出しやすいと思います。
どうしても音が出しにくい場合は、リードを変えて試してみてください。
個人的に、音を出すうえで大切にしてること。
ここからは僕の話ですが、、
これまで18年、
長くサックスを吹いてきた経験の中で、
音を出すうえで最も大切だと感じるのは「呼吸」です。
「息をたっぷり吸って、リラックスして吐く」
たったこれだけのことですが、以外と忘れがちだからです。
というのも、サックスは息を吐く以外に、やることがたくさんあります。
- 楽譜を読む。
- 指を動かす。
- タンギングで舌を動かす。
- 音色や音量を変化させる。
- 口の形を気にする。
- 表現を気にする。
などなど。
これらを気にしてるうちに、呼吸の事がテキトーになってしまうのです。
ですが、呼吸がテキトーになるのは、絶対にダメなのです。
息を吐かなければ、サックスは絶対に音が鳴りませんし、
息は吸わないと、吐けません。
サックスの演奏は、いろいろな事が必要ですが、
すべては「呼吸」の上で成り立ちます。
なので、皆さんも呼吸はテキトーにならないように注意してください。
まとめ
今回は、サックスの音の出し方の基本とコツについて解説してみました。
改めて、今回の記事の内容をまとめるとこちらです↓
- 下唇を、下の歯の上に乗せる。
- リードに下唇が当たるように咥える。
- 思いっきり息を吹き込む。
- マウスピースを咥える”深さ”を変える。
- マウスピースを優しく咥える。
- リードを変える。
- 「呼吸」が大事。
- 呼吸をしないと、すべてが崩れるから。
- いろいろな事に気をとられて、呼吸が浅くなりやすいから。
こんな感じです。
少し長くなりましたが、何か1つでも、皆さんの練習のヒントになれば幸いです。
音出しに関しては、まだまだ話したいことがたくさんあるのですが、もっと長くなってしまうので、今回はここまでです。
読んで頂き、ありがとうございました。