【サックス】葦のリードにアレルギーがある人へおすすめのリード。
たまに、
「サックスを吹くと口が荒れる」
「口がかゆくなる」
といった生徒さんがいます。
これはいわゆる「葦アレルギー」というやつで、先天的なものもあれば、突発的に症状がでることがあります。
今回は、そんな葦アレルギーがある方でも、安心して吹けるリードを紹介します。
【サックス】葦のリードにアレルギーがある人へおすすめのリード。
プラスチックリードが安心。
リードの素材の「葦」に、アレルギーがある生徒さんには、プラスチックリードをおすすめしています。
プラスチックリードだと、アレルギーを気にせず、普通のリードと同じように音を出すことが可能です。
「レジェール」が定番。
プラスチックリードと言っても、いろいろなメーカー・種類があります。
その中でも、最も人気で定番のリードは「レジェール」というメーカーのプラスチックリードです。
人体に無害でありつつ、
音は柔らかく、吹き心地も軽く、寿命もとても長いので、プロも本番で使うほど人気です。
実際に吹いてる人の映像。
YouTubeで探すと、レジェールリードを吹いてる人がたくさん見れます。
有名なところで言うと、アダムサクソフォンカルテットの馬越脇さんが、わかりやすく紹介動画を出してらっしゃいました↓
僕自身も、レジェールを愛用しています↓
寿命がすごく長い。
プラスチックリードは、アレルギーを気にせずに吹けることが魅力ですが、もう一つ魅力があります。
寿命がすごく長いことです。
普通のリードだと、毎日練習する人は1週間で1枚くらい消費してしまいますが、プラスチックリードは、割れない限り、半永久的に使えます。
僕自身も、同じプラスチックリードを2年くらい使ったこともありました。
そのくらい寿命が長く、音色も衰えません。
なので、そこもプラスチックリードの魅力の1つです。
プラスチックリードの「デメリット」
価格が高い。
プラスチックリードは、アレルギーを気にしないで吹くことができますが、1枚の価格が高いのがデメリットです。
普通のリードが1枚500~800円に対して、
プラスチックリードは1枚3000~5000円くらいします。
割れなければ、半永久的に長く使えるのですが、リードの取り扱いに慣れてないと、すぐに割りがちです。
ちょっと服にリードの先端がこすれたり、マウスピースを咥えるときに歯にぶつけて割れるとかね。
なので、プラスチックリードを使う場合は、割れないように、取り扱いにすごく注意しなければなりません。
中学・高校とかの吹奏楽部だと、音色を指摘されがち。
これは偏見かもしれませんが、学生の吹奏楽部でプラスチックリードを使う場合、葦のリードを使ってる生徒から、音色に対して指摘されがちです。
- ○○ちゃん、音色(音程)が合わないよ。
- プラスチックリード使ってるからじゃないの?
- 葦にしたほうが良いんじゃない?
というような感じで指摘されるのです。
(実際に、僕の生徒さんで何人かから相談を受けました。)
目に見えやすいぶん、何かとプラスチックリードのせいにされるのです。
たしかに、葦とプラスチックのリードだと、少しだけ音色が違うのは事実です。
ですが、奏者がうまければ、葦でもプラスチックでも、同じような音色が出せます。
素材の問題ではないのです!
技術的に未発達な学生バンドの中だと、音色の違いを、プラスチックリードのせいにされることがあるかもしれません。
なので、それを言われる覚悟と、言わせないようにする努力が必要です。
おすすめのプラスチックリード
最後に、おすすめのプラスチックリードの型番を紹介しておきます。
(硬さは、自身が使ってるリードと同じものを選ぶと良いと思います)
レジェール「シグネチャー」
「シグネチャー」は、プラスチックリードの中でも最も人気のリードです。
葦と同じような吹き心地と音色で、プロも愛用しています。
定番どころなので、初めてのプラスチックリードなら、まずは「シグネチャー」から試すのが良いでしょう。
レジェール「アメリカンカット」
「アメリカンカット」は、「シグネチャー」の後に発売された、レジェール社の新しいプラスチックリードです。
「シグネチャー」よりも、はっきりとした音の粒立ちと、低音がパワフルなのが特徴です。
「シグネチャー」を試したことがある方でしたら、こちらを試してみるのがおすすめです。
終わり!