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【サックス】練習後のお手入れのやり方。お手入れに必要なもの。

石橋 弘旭

こんにちは。

サックス講師の石橋と申します。

石橋弘旭
石橋弘旭
サックス講師
Profile
サックスを13歳から始める。 経歴:習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩(敬称略)に習う。 吹奏楽やクラシックが好き。 現在は「島村楽器」のサックス講師として、毎週約30人の生徒にサックスを教えている。

今回は、サックスの練習後にするお手入れ方法を書いていきます。

 

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【サックス】練習後のお手入れのやり方。お手入れに必要なもの。

お手入れに必要なもの。

まず、お手入れに必要なものが3つあります。

  • 本体用のスワブ
  • ネック用のスワブ
  • クリーニングペーパー

この3つ。

 

「スワブ」は、管内の水分を拭き取るために。

「クリーニングペーパー」は、タンポについた水分を取るために使います。

 

①まずは分解。

まずは、サックスを分解します。

 

分解の手順は、組み立ての手順と逆です。

(分解できる人は、読み飛ばしてOKです)

 

①ネックを固定してるネジを緩めて、ネックを外す。

ネック部分のネジを緩める

ネックを外す

 

②本体は安全な場所に置く。

置く時は、赤い丸で示した部分のキーが、上になるように置きましょう↓

これと逆で置いてしまうと、赤丸の部分のキーが曲がる原因になります。

 

③マウスピースからリガチャーとリードを取り外す。

ネックについているマウスピースから、

リガチャーを緩め、リードを取り外しましょう

 

④ネックから、マウスピースを取り外す。

ネックについているマウスピースを取り外しましょう。

 

⑤分解完了。

ここまでで分解完了です。

 

②スワブで、管内の水分を拭き取る。

次に、

  • 本体
  • ネック
  • マウスピース

の中の水分を、スワブで拭き取ります。

 

本体のスワブの通し方。

①まず、本体用のスワブをよく広げます。

(YAMAHA CLSSAX3)

 

②本体のベルの方から、スワブの”重り”を入れます。

 

③スワブの布を少しだけベルに入れたら、

 

④本体をひっくり返します。

 

⑤すると、ベルと反対の穴から、重りが出てきます。

 

⑥この重りを引っ張れば、管内にスワブが通り、管内の水分を拭きとれます。

 

①〜⑥までを、だいたい2~3回やります。

 

ネックのスワブの通し方。

①ネック用のスワブを良く広ます。

(YAMAHA CLSS3)

 

②ネックの”穴の大きい方”から、スワブの”重り”を入れます。

 

③ネックをひっくり返すと重りが出てくるので、

 

④重りを引けば、スワブが通り、ネック内の水分が拭き取れます。

(撮影のため、ネックを置いてスワブを通してますが、実際は手でネックを持ってスワブを通すようにして下さい。)

 

マウスピースのスワブの通し方。

①ネック用のスワブをよく広げます。

(YAMAHA CLSS3)

 

②マウスピースの”丸い穴”の方から、スワブの重りをいれます。

 

③マウスピースをひっくり返すと、吹き口の方から重りが出てくるので、

 

④重りを引っ張れば、マウスピースの水分を拭き取れます。
 

注意:スワブが詰まったら、無理に引っ張らないこと。

たまに、スワブが詰まって、引き抜けなくなることがあります。

 

詰まったときに無理にスワブを引っ張ってしまうと、さらに詰まって抜けなくなります。

 

なので、スワブが詰まったときは、一度スワブを入れた方からスワブを引っ張り、改めてスワブを入れ直すようにしましょう。

 

③クリーニングペーパーで、タンポの水分を吸い取る。

タンポについた水分は、クリーニングペーパーで吸い取ります。

 

①キーを押してタンポを開ける。

 

②タンポの隙間に、クリーニングペーパーを入れる。

 

③キーを押してパタパタと開閉し、タンポの水分を取る。

 

④タンポを再び開き、クリーニーングペーパーを取り出す。

これを、他のタンポにもするようにしましょう。

 

とくに、常に閉まってるタンポには水分が多く含まれています。

閉まってるタンポは重点的に水分を取り除きましょう。

 

④リードをしまう。

①ハンカチや布の上に、軽くリードを押し付け、水分を取る。

リードは布にポンポンと押し付けるようにして水分をとりましょう。

 

布に擦りつけると、リードの先端が割れる原因になります。

優しく、水分を取ってください。

 

②リードケースに入れる。

水分を軽く取ったら、リードケースにしまいましょう。

 

⑤楽器ケースにしまう。

お手入れした楽器を、ケースにしまいましょう。

本体に「キャップ」をつけるのを忘れずに。

本体のキャップは、オクターブキーのピンを守る役割があります。

キャップを必ずつけてから、楽器ケースにしまうようにしましょう。

 

⑥ケースのチャックを締めるのを忘れずに。

もう一つ最後に、ケースのロック(チャック)を締めたか、しっかり確認しましょう。

うっかりロックが開いたまま、楽器ケースを持ってしまうと、高額な楽器が、床に落ちてしまいます。

 

石橋
石橋

意外と多いアクシデントです。

僕の友人や生徒さんでも、落とした人がいます。

 

必ず目視して、必要ならば「ロック良し」と、声出しして確認しましょう。

 

まとめ:慣れれば一瞬で片付けられる。

今回は、サックスの練習後のお手入れについて書いてみました。

意外とやることが多いですよね。

  • ネック、本体、マウスピースのスワブ通し。
  • タンポの水分取り。
  • リードの水分取り。

やることが意外と多いですし、最初は慣れないので時間がかかると思います。

 

ですが、慣れれば一瞬で、5分もかからずにできるようになります。

 

最初はしんどいと思いますが、楽器の寿命を伸ばすため、カビが生えないように使うために、練習後のお手入れはしっかりと行ってください。

 

今回は以上です。

是非参考にしてみてください。

 

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石橋弘旭
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サックス講師
サックスを13歳から始める。 経歴:習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩(敬称略)に習う。 吹奏楽やクラシックが好き。 現在は「島村楽器」のサックス講師として、毎週約30人の生徒にサックスを教えている。
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