【サックス】音を出すのが楽になる!基本的な「呼吸」のやり方。(ブレスコントロール)
こんにちは。
サックス講師の石橋と申します。
今回は、サックスを簡単に鳴らすための「基本的な呼吸方法」について書いていこうと思います。
というのも、「呼吸」はサックスのコントロールや、音作りには欠かせないポイントだからです。
呼吸をテキトーにしてると、何も上手くいきません!
逆に、
呼吸が上手いと、音色もタンギングも、なんでも上手くいきます!
ちょっと言い過ぎか?
けど、本当に重要なポイントなので、今回は「呼吸」だけに絞って、詳しくやり方を書いていきます。
(追記:インスタ始めました↓)
【サックス】音を出すのが楽になる!基本的な「呼吸」のやり方。(ブレスコントロール)
呼吸の動作は、大きく2つあります。
- 息を吸う。
- 息を吐く。
これだけ。
シンプル。
この2つの動作を、普段より少しだけ気を付けるだけで、音の出しやすさがグッと変わってきますよ!
それぞれポイントを書いていきますね。
息を吸うとき。
息を吸う時は、自分の限界近くまで息を吸うようにしましょう。
- 思わず、肩が上がってしまうくらい。
- 思わず、背筋が伸びるくらい。
- 「これ以上は息を吸えない」と思うくらい。
そのくらいまで吸えると良いです!
たくさん息が吸えると、その分、吐き出す時に、勢いよく空気を吐けるようになります。
ためしに、限界まで息を吸ってもらうとわかると思いますが、
限界まで息を吸うと、少し力を抜いただけで、大量の空気が口や鼻から飛び出してくると思います。
力を入れてないのに、
力を抜いただけで、
息が簡単に強く出るんです!!!
この”体の仕組み”をサックスに活用できると、楽に、長く音を出すことができます!
息を吐くとき。
息を吐く時は、リラックスして息を吐くのを心がけましょう。
イメージ的には、
「ため息」みたいな感じですかね。
力が抜けて、空気が口から出る感じ
変にお腹に力を入れたり、強く吹き込まなくて大丈夫です。
必要以上に力を込めて吹いてしまうと、筋肉がこわばって、
音がプルプル震えたり、口が強く絞まったり、無駄に疲れてしまいますからね。
息がたくさん吸えてれば、少し力を抜いただけで、勝手に空気が勢いよく出るもの。
普段より大きい「クソデカため息」をイメージして。
リラックスして息を吐くように心がけましょう。
弓を引くイメージ。
個人的に思うのが、サックスの呼吸のやり方は、
弓の弦を引くときのイメージに似てると思います。
弓の弦を引く→空気を吸う
指を離すと矢が飛ぶ→力を抜くと息が飛び出す
みたいなイメージだなと。
「力を抜くと息が飛び出す」
というのがポイントで、
呼吸が上手くいってない人の演奏は
「力を込めて息を出してる」
ように見えることが多いです。
もちろん、「力を込めて息を出す」ことも時には必要ですが、疲れるし筋肉が震えて、音も揺れてしまいます。
なので、弓を引くようなイメージで呼吸して、楽に勢いよく息を出すようにしましょう。
結果的に、楽に楽器が鳴らせるようになる。
ここまでの内容を簡単にまとめると、こんな感じ↓
- 空気をたくさん吸う
- 体が空気でいっぱいになったら、力を抜いて空気を吐き出す
- 空気が口から勝手に飛び出すパワーを利用して、楽器を吹く
- 音が楽に出る!!!!
意外とシンプルなんですよね。
「ため息」とか、「弓矢を放つ」みたいなイメージで、「力を抜いたら息が出る」という体の仕組みを活用して、演奏してみてください。
僕はこの呼吸に変えてから、一気に上達しました!
呼吸を文章で表現するのは難しかったのですが、何か皆さんのヒントになることがあれば幸いです。
呼吸に関しては、まだまだ語りたいことがたくさんありますが、今回はここまで。
終わり!