【お悩み回答】どうしたらサックスの音色が綺麗になるのか?
こんにちは。
サックス講師の石橋と申します。
今回は、サックス吹きならだれでも通る悩みである、
「どうしたら音色が綺麗になるのか?」
という悩みをテーマに、記事を書いていきます。
(こんな音色の人が書きます↓)
中学や高校にレッスンに行くと、”必ず”と言っていいほど、質問されます。
先生、どうしたら音色が綺麗になるんですか?
音色を綺麗にするためには、どんな練習をしたら良いですか?
と。
わかる~。
その悩みは僕もすごく経験した。。。
なので、今回は僕の音色に関する改善方法を、文字にしてブログに書き出してみようと思います。
今回はあくまで僕の経験から書きますが、皆さんのヒントになるものがあるかもしれません。
ぜひ見ていってください。
音色を良くなるためのポイントは、1つじゃない。
最初に結論を1つ言うと、
音色というのは、何か1つを改善したところで、すぐに変わるものではありません。
いろいろな細かいポイントを、少しずつ改善することで、
少しずつ綺麗になっていくものです。
なので、
「これをしたら音色が良くなる」
「これをすれば音色が一気に良くなる」
なんてことはないのです。
そこだけ認識を注意してください。
では、どんなポイントを改善すればよいのか?
次の項目で解説します。
改善するべき細かなポイント。
ざっと書き上げるだけでも、サックスを吹くうえで改善するべきポイントはたくさんあります↓
- リードの選び方。
- マウスピースの選び方。
- アンブシュアのバリエーション。
- 呼吸のやり方。
- 口の中の広さ。
- 喉の開け具合。
- 演奏の時の姿勢。
- タンギングの時の舌の動かし方。
- 目指す音色のイメージ。
- 指の力加減や動かし方。
- 目線。
- 顔の角度。
- 気分。(演奏する曲に合う心象)
もちろん、これは1例ではありますが、、、。
実は音色に関係するポイントは多いです。
このような細かいポイントを、改善したり、質を上げたり、いつもよりこだわることができると、音色が少しずつ良くなっていきます。
たくさんあって嫌気がしてきますが、1日1つでも改善できると、1~2か月後には大きな音色の変化となってます。
とは言っても、
- どうやったらそれぞれの質が高まるのか?
- どうやったら改善されるのか?
分かりにくいと思います。
そんなときは、次の行動がおすすめです↓
まずは経験を増やす。
改善方法や、上達の壁に当たったら、まずは経験を増やすのがおすすめです。
例えば、「リードの選び方」を改善したいなら、
- 吹いたことがないブランドのリードを買って吹いてみたり。
- 普段と違う厚さ(硬さ)のリードを吹いてみたり。
- リードの表面を削ってみたり。
- いつもとは全く違う音楽ジャンル用のリードを吹いてみたり。
いろいろ試してるうちに、リードの良し悪しがわかるようになりますよね。
その中で、良いリードを選べたら、「リードの選び方」の質は上がったようなものです。
他にも、例えば「アンブシュア」を改善したいなら、
- 普段より深くor浅くマウスピースを咥えてみる。
- 普段よりも強くor弱くマウスピースを咥えてみる。
- 普段よりも下唇を歯に乗せるときの具合を変えてみる。
などなど、いろいろ試すことで、どのようなアンブシュアが良いのかor悪いのか理解できて、良いアンブシュアに近づくことができます。
このように、良し悪しがわかるようになる経験を積み重ねると、自然と改善の道が見えてくるのでおすすめです。
1日1つでいいから、こだわろう。
いろいろ書きましたが、伝えたいことは1つだけ。
「1日1つでいいから、こだわろう」
これだけです。
抽象的ですが、音色を改善するための本質だと、僕は思ってます。
僕もそうやって音色を変えたし、僕の周りにいた知り合いや師匠も、音色のことを聞くと、こだわりをすごく熱く語ります。
少し遠回りに感じるかもしれませんが、細かいポイントに目を向けて。
1日1つで良いので、昨日よりも良し悪しの判断を広げたり、少しでも奏法を改善することが、音色改善の1番の近道になります。
(あとはぶっちゃけ、皆さんの演奏を聞かないとわかんないし、適切なアドバイスも書けない!)
以上!
おわり!
おまけ:僕がこだわったポイント。
おまけで、自分語りになりますが。
僕は「呼吸」をこだわりだしてから、音色が良い方向へと変わっていきました。
きっかけは、
なんでプロはずっと綺麗な音で、1~2時間のコンサートを平気で吹けるんだろう?
という素朴な疑問です。
中学生くらいの時でしたが、当時僕は、自分のサックスの音色が汚いことと、すぐにスタミナ(呼吸)が切れることに悩まされてました。
5分くらいの曲を吹くだけで、口がばてる(下唇が痛くなる)し、息も苦しい状態。
とにかく苦しいので、どうにかしたいとネットでいろいろ調べてた時に出会ったのが、プロサックス奏者の雲井雅人さんの「呼吸」についての記事でした↓
当時これを見たときは、びっくりしました。
「呼吸だけで、こんなにいろいろ気を付けてるんだ!」って。
当時、息が続かなくて悩んでた僕からしたら衝撃でした。
細かい動作や、知識も増やさないといけない。
そう感じてから、呼吸のやり方に気をつけたり、呼吸に関する本を読み漁ったりしました。
それからしばらくたって、気が付いたら、以前よりも長く音が吹けるようになったり、5分の曲もバテずに最後まで演奏できるようになってたり、音色も以前より綺麗になってました。
こんな感じで、1つでもこだわるポイントを増やせると、音色どころか、演奏自体が、だれでも改善されていくと思います。
なので、皆さんもめげずに。
日々の音色の試行錯誤や改善を、楽しんでください。
(なんか偉そうな感じになっちゃったけど、僕もまだまだ発展途上です)
もし気になることがあれば、コメント欄やSNSでメッセージください。
(インスタ始めました↓)
ばいばい