【サックス】ソプラノサックスの音程の改善方法。
ソプラノサックスを吹いてるんだけど、
- 音程が合わない。
- どうしたら音程が合うの?
- どうしてプロは音程が合うの?
こちらのお悩みをテーマに、記事を書いていきます。
✓この記事を書く人
こんにちは。
サックス講師の石橋と申します。
今回は、ソプラノサックスの音程の改善方法について書いていきます。
僕もソプラノサックスの音程は本当に多く悩んできました。
いろいろ悩んで、試行錯誤して、失敗して。。
その中で、音程が良くなったものを、今回は紹介していきます。
ぜひ参考に見て行ってください。
【サックス】ソプラノサックスの音程の改善方法。
これまで経験してきた中だと、以下のポイントが、ソプラノサックスの音程を良い方向に改善してきました。
- 響きの多い音色で吹くこと。
- 吹きやすいリードで吹くこと。
- 喉をリラックスさせて吹くこと。
- 音程のイメージをもって吹くこと。
- プロの音源と一緒に吹くこと。
この5つ。
それぞれ書いていきます。
響きの多い音色で吹くこと。
「響きの多い音色」というのは、リードが素直に振動しているような音色の事です。
ソプラノサックスは「ジリジリ」「パリパリ」「ペー」としたような雑音(?)が入りやすいですが、それらを無くすことなく、あえて鳴らしながら吹くイメージです。
(抽象的でごめんね)
ソプラノの「ジリジリ」「ペー」とした音色は、倍音の1つなのです。
これらの雑音を無くそうとしてしまうと、音色が細く、貧弱で不安定になり、
余計に音程が合わなくなってしまいます。
「ジリジリ」「ペー」とした雑音も、響きの1つとして受け入れて、活用して吹くことで、倍音が多くて豊かな音色になり、音程も合いやすくなります。
吹きやすいリードを選ぶこと。
音色を良くしようとしすぎて、硬いリードを選ぶのも、音程が合わない原因になります。
ソプラノサックスは音程がブレやすく、繊細な楽器なので、吹きやすいリードを選ばなければ、音程も途端にコントロールできなくなります。
音色を優先して、硬いリードを選ぶのは自滅の道です。
柔らかいリードでも、ある程度、良い音は出せます。
(2半でも、こんな音色が出せるよ↓)
なので、リードは音が出しやすいものを選ぶのが良いです。
喉をリラックスさせて吹くこと。
喉は締めないように、リラックスして吹くことを心がけると良いです。
というのも、喉に力が入ってしまうと、音が響きにくく、音程も動かしにくくなるからです。
ソプラノサックスは、舌の位置や、喉の広さを変えると、簡単に音程がブレてしまいます。
喉に力が入ってしまうと、ブレた音程が修正できなくなり、音程が悪いまま演奏せざるを得ません。
それを回避するために、喉はリラックスして、どうにでも変化できる状態にしておくのがベストです。
(普段の生活の、楽器を吹いてないときの喉の感じが良いです。)
なので、必要以上に喉に力が入らないように注意しましょう。
音程のイメージをもって吹くこと。
音程のイメージをもって吹くと、音程が合いやすいです。
逆に、音程のイメージがないまま吹いてしまうと、ソプラノは絶対に音程が合わないです。
音程がすごくブレやすい楽器なので、音程のイメージがないと、理想の音程が出せない!
音程のイメージを作るには、声に出して歌うのが1番良いです。
練習してるフレーズを歌うことで、自分の頭の中に、音程を確立することができ、楽器で吹いてもその音程に近づけることができます。
じつは「歌う」練習は、多くの音大や、吹奏楽の強豪校で導入されてます。
音程が合いやすくなるのはもちろん、音楽性を養う訓練にもなるので、ぜひ歌の練習を導入してみてください。
プロの音源と一緒に吹くこと。
最後は、プロの演奏の音源と、一緒に吹くことです。
プロと一緒に音を出すことで、音程がブレてるかわかりやすく、プロの息の流れやニュアンスも学ぶことができます。
音源を聴くと、言葉で説明できない”プロの技術”を体験できます。
息の流れ、音圧、音楽のパッション、音程。。
一緒に吹くことで、それらの技術を体感することができ、結果的に音程も改善されます。
音程のイメージもできやすいから、一石四鳥くらいある!
イヤホンとスマホがあればできる気軽な練習ですし、音程改善の効果も高いのでおすすめです。
個人的に一番効果があった練習
5つ紹介しましたが、個人的に一番音程改善の効果を感じたのは、
「プロの音源と一緒に吹く」です。
音程はもちろんですが、”サックスの鳴らし方”そのものを、理屈ではなく、感覚で知ることができます。
プロの演奏は、感覚的にとても学べるものが多いので、ぜひ真似して、一緒に吹いてみてください。
まとめ。
今回は、ソプラノサックスの音程の改善方法について書き出してみました。
改めてまとめるとこちらです↓
- 響きの多い音色で吹くこと。
- 吹きやすいリードで吹くこと。
- 喉をリラックスさせて吹くこと。
- 音程のイメージをもって吹くこと。
- プロの音源と一緒に吹くこと。
この5つが、これまで僕が経験してきた中で、音程の改善に効果が高いものでした。
抽象的な表現で書いたものが多いですが、何かヒントになれば幸いです。
今回は以上になります。