【サックス】「唾がすぐに溜まる」「唾の音が混じる」の対処方法。

こんにちは。
サックス講師の石橋と申します。

今回は「サックスを吹いてたら唾が溜まる」「唾のジュルジュルした音が混じる」という現象の対処方法を書いていきます。
(インスタのDMで何件か唾のお悩み相談があり、記事にすることにしました)
【サックス】「唾がすぐに溜まる」「唾の音が混じる」の対処方法。
①唾を吸う。
まず一番良く使う&定番としての唾対策は、唾を吸うことです。
マウスピースを咥え、思いっきり息を吸うことで、内部に溜まった唾を少なくできます。
「え、汚い」
と思われるかもしれませんが、汚くありません。
だって、自分の唾だもん。
そんなこと言ったら、プロはみんな汚くなってしまいます。
(これまで一体どれほど自身の唾を吸い込んできたか。。。)
唾を吸うのは、プロもよく使う対策方法です。
プロは皆、綺麗な音を出すため、吹く前に必ず唾を吸ってます。
演奏中は、ちょっとでも時間があったら、唾を吸い込みましょう。
②リードを取り外して唾を拭きとる。
唾の音がひどいときは、一度リードを取り外して、リードの裏やマウスピース内部についた唾を拭き取るのが良いです。
長く吹いてると、どうしても唾が多く溜まるものです。
マウスピースの内部にたくさん唾が溜まってしまうと、唾を吸い込むだけでは対策が足りなくなることがあります。
なので、唾の音がひどいときは、一度リードを取り外して、唾を拭き取りましょう。
③マウスピースを優しく咥えて吹く。
マウスピースを優しく咥えて吹くのも大事です。
というのも、人間は噛むと唾液が出てしまう生き物だからです。
マウスピースを強く咥えてしまうと、脳が「食べ物が口の中に入った!」と勘違いして、唾がダラダラ出てしまいます。
吹いてて下唇が痛くなったり、顎が痛くなる人は注意です。
マウスピースを強く噛みすぎてる可能性があります。
からだの反射で唾を出さないようにするため、マウスピースはできるだけ優しく咥えましょう。
④顔の角度を正面にする。
実は、顔の角度も唾の溜まりやすさに影響します。
演奏してるとき、顔が下の方を向いてると、唾が溜まりやすくなります。
というのも、顔が下の方を向いてると、唾が口先の方に行ってしまうからです。
(”やかん”をイメージしてもらうとわかるかも?)

ちょっと伝わりずらいですが、顔の角度を少し上げるだけで、唾の音を改善できた生徒さんが過去にいたので、ぜひ試してみてください。
頻繁に唾を吸うのが大事。
ここまでいろいろ紹介しましたが、唾が溜まるのはしょうがないことです。
人間ですもの。
マウスピースを咥えたら反射で唾が出るものです。
つまり何が大事かと言うと、唾を吸う頻度が大事ってことです。
演奏する前や曲の途中、唾を吸える時間があったら、そのたびに唾を吸い込むのが、一番対策になります。
(静かなシーンではやらないほうがいいけど。)
参考にしてみてください。
おわり!