サックス講師石橋の使用楽器&セッティング紹介。

こんにちは。
サックス講師の石橋です。

今回は、僕が普段使用してる楽器の紹介をします。
ここ最近、ありがたいことにインスタのフォロワーが1000人を超えました。
こんな僕でも、何かみなさんの役に立ってるっぽくて、嬉しいです。
同時に、皆様から多くのDMやコメントを頂くことも増えました。
サックスのテクニックやコツに関する質問、お褒めの言葉のメッセージが多いですが、その中でもとくに多いメッセージが、楽器に関する質問でした。
「楽器はどこのメーカーのを使ってますか?」
「マウスピースは何を使ってますか?」
「リードはどれを使ってますか?」
「おすすめのリガチャーとかありますか?」
などなど。
メッセージはありがたいのですが、1人1人毎回返信するのは面倒で大変なのは事実。
なので、「この際ブログに全部書いちゃおう!」と思ったわけです。
あくまで、僕個人が気に入って使ってるものですが、今日は、
- 使用楽器
- マウスピース
- リード
- リガチャー
これらに関して、全部紹介したいと思います。
使用楽器:YAMAHA「YAS-875G」
愛用してるのは、ヤマハの「YAS-875G」です。

かれこれ8年くらい使ってます。
国立音大4年生のときに、親に買ってもらいました。
その前までは、中学の時に親に買ってもらったヤマハの「YAS-875EX」を使ってました。
「875EX」は、とても吹き心地が軽く、音色も華やかですごくコントロールしやすかったです。
ただ、中学〜音大4年までの約10年ほど、ほぼ毎日3〜4時間くらい吹いてたせいか、音大4年のときにはボロボロになってしまいました。
僕の音色の好みも変わったこともあり、親に頼んで、大学4年のときに、当時1番高かったヤマハの「875G」を買ってもらいました。
(お母さん、ありがとう)
なぜ「875EX」ではなく「875」を選んだのか?

ちょっとマニアックな話ですが、今も昔も、1番人気のサックスは「875EX」です。
なぜ僕が「875EX」ではなく、通常の「875」の方を選んだのかというと、音色のコンセプトの違いに理由があります。
どちらも吹いた僕の勝手な感想ですが、
「875EX」は、明るい&華やか。
「875」は、ダーク&まろやか。
という音色の違いがあります。
最初は「875EX」の、明るくて華やかな音色が好きだったのですが、音大4年の頃には好みが変わり、「ダークで落ち着きのある、柔らかい音色を出したい」と感じていました。
そんなときに、たまたま友達から借りて吹いた「875」が、とくに僕の望んでた音色をマッチしてて、「次の楽器は875だ!」と決めたわけです。
そして、銀座のヤマハで試奏した「875G」(875に金メッキの塗装がされたもの)は、さらに暖かく柔らかい音色が出せる楽器で、今の楽器と巡り合いました。
まぁ、そんなこんなで、今の「875G」は本当にお気に入りの楽器です。
マウスピース:SELMER「コンセプト」

マウスピースは、セルマーの「コンセプト」を使ってます。
何回か買い替えしてたり、他のマウスピースに数日浮気することはありましたが、ここ3〜4年くらいは、ずっとコンセプトがお気に入りです。
コンセプトを使ってる理由も、僕の好きな音色である、ダークで柔らかい音色を出しやすいマウスピースだからです。
高音から低音まで音色が均一で柔らかく、クセが少ない。
なおかつ、小さい音から大きい音まで、ダイナミックスの変化がつけやすくてコントロールしやすい。
マジで最高のマウスピースだと思います。
コンセプトの前までは、セルマーの「180」を長年愛用してました。
180を使ってたときは、低音がバリバリ・ジリジリと汚く鳴ってしまうのが悩みだったのですが、コンセプトに変えたら一瞬でその悩みが消え、そこからコンセプトの虜になりました。
年々、どんどんコンセプトの値段が上がってるのが嫌ですが、きっとこれからもコンセプトを使うと思います。
リード:レジェール「シグネチャー」

リードはレジェールの「シグネチャー」というモデルを使っています。
厚さは、「3.25」を使ってます。
レジェールも、音色がダークで柔らかく、コントロールしやすいので使ってます。
とくに、中〜低音の音色の柔らかさと、小さい音の安定感がすごいです。
低音をPP(ピアニッシモ)で演奏するのが、本当に楽です。
リード特有の「ジリジリ」「バリバリ」という雑音も少なく、音色が柔らかいです。
レジェールに変えたおかげで、本当にいろいろな曲が楽に吹けるようになりました。。
しかもプラスチックなので、葦のリードよりも寿命が長く、品質が変わりずらいのも最高です。
近年、葦のリードの価格が上がってきたのもあり、コスパ面から考えてもレジェールは最高です。
もう葦には戻れない。。。
最高のリードだと思って使ってます。
リガチャー:BG「DUO」

リガチャーは、BGの「DUO」というモデルを使ってます。
このリガチャーは、クセの少なさで選びました。
高音から低音まで、ほどほどに柔らかく鳴ってくれます。
「めっちゃ吹きやすい」
「めっちゃ高音が鳴る」
「めっちゃ低音が響く」
とか、そうゆう特徴が、良くも悪くも無いリガチャーです。
個人的に、これまでリガチャーをたくさん吹いてきて、
「リガチャーって値段が高い割には、そんなに音色に影響なくね?」
と思うことが多く、変に奇抜なものを使うよりは、クセの少ないスタンダードなものの方が、良いように感じるようになってしまいました。
「DUO」を使う前までは、ウッドストーン(石森)や、BGトラディショナルをよく使ってたのですが、少しキンキンしたような高音の鳴りが気になって、使用しなくなってしまいました。
そんなわけで、クセの少なく感じたBG「DUO」を好んで使ってます。
僕はダークで柔らかい音色と、クセの少なさが好き。
楽器の紹介をしましたが、僕は「ダークで柔らかい音色」というのを求めて楽器を選んでます。
その結果、今のセッティングに辿りつきました。
楽器:ヤマハ「YAS-875G」
マウスピース:セルマー「コンセプト」
リード:レジェール「シグネチャー」
リガチャー:BG「DUO」
このセッティングで、こんな音が出せてます↓
1講師のセッティングですが、気になってたみなさんの何か参考になれば幸いです。
おわり!!!!