【サックス】息が長く続かない&すぐに息切れしてしまうときの対処法


先生、サックスを吹いてるとすぐに息切れしてしまいます。
- 息切れしないコツとかあるんですか?
- どんなことをすれば、息が長く続くようになりますか?
このような質問・相談があったので、答えていきます。
✔︎この記事を書く人

長く息が続かない&息切れする原因。

長く息が続かない原因は、大きく2つあります。
- 息がたくさん吸えてない。
- 息を音に変換する効率が悪い。
この2つです。
この2つの原因を解消できたら、息切れしずらく、一息でより長く演奏できるようになります。
それぞれ対処法を書いていきます。
息がたくさん吸えてない。

これに関しては、解決策はシンプルです。
息を吹き込む前に、たっぷり息を吸うこと。
これだけ。
ただ、こんなのは誰でも辿りつく解決策だし、みんなやってると思います。
つまり、「もう少しだけ息の吸い方を気をつけないといけない」ということです。
息をたくさん吸うための工夫。
つまり、今よりも少しだけ多く息を吸える練習をすればいいのです。
例で言うと、
- 鼻ではなく、口で一気に息を吸う
- 息をたくさん吸いやすい姿勢を探す
- 息をたくさん吸う訓練をして、肺活量を増やす
- 肺や呼吸に関する本を読んで、呼吸の知識を増やす
こうゆう、ちょっとの工夫や努力だけで、さらに息が吸えるようになります。
今までたくさん生徒さんを見てきましたが、「息を吸う」という初歩的な動作がテキトーになってる人は、本当に多いです。
ちょっとだけ。
ほんの少しでいいので、以前より息をたくさん吸うように気を付けましょう。
息を音に変換する効率が悪い。

2つ目の原因が、息を音に変換する効率が悪いということです。
息が音にならないで、ただ管の中を通り抜けてる。
このような状態を改善しなければいけません。
しかし、これにはいろいろなポイントを見直す必要があります。
何個かあるので、それぞれチェックしてみましょう↓
- リードが厚すぎ(硬すぎ)ないか?
- マウスピースを深く咥えすぎてないか?
- マウスピースを強く噛みすぎてないか?
- 息は最初から「音が出るほどのスピード」で吐けてるか?
リードが厚すぎ(硬すぎ)ないか?

リードが、自身の力量やマウスピースに対して、厚すぎ(硬すぎ)ないか注意です。
厚いリードは、音を鳴らすのに息がたくさん必要です。
「先輩が使ってるから」
「先生がこれを使えって言ったから」
「プロがこれを使ってるから」
「厚いリードの方が音色が良いから」
と言うような理由で厚いリードを使ってると、すぐに息切れします。
音が楽にスムーズに出せないような厚いリードはNGです。
自分が自然に息を吹き込んだ時に、スッと音が鳴ってくれるリードの硬さを探し、選んで使いましょう。
マウスピースを深く咥えすぎてないか?

マウスピースを咥える深さも、息の効率に関係します。
基本的には、
深く咥えると、音量が出しやすいけど、息の消費が多い
浅く咥えると、音量が出しにくいけど、息の消費が少ない
このような違いがあります。
(言葉で理屈を説明するのが難しいので、実際に試してみてください)
息が持たない人は、だいたい深くマウスピースを咥えがちです。
今よりも、少しだけ浅く咥えたところで、音を出す練習をしてみましょう。
マウスピースを強く噛みすぎてないか?

マウスピースを強く噛んでしまうと、音が出しにくくなります。
サックスはリードが振動して音が鳴る楽器ですからね。
マウスピースを強く噛んでしまうと、リードが振動しにくくなってしまいます。
結果的に、音が楽に出でなくて、無理に息を強く入れて、息の消費が多くなりがち。
なので、あまり強く咥えすぎないように。
下唇に歯形がつくほど強く咥えてる人とか、注意です。
息は最初から「音が出るほどのスピード」で吐けてるか?

息を吐く時、最初から「音が鳴るほどの息のスピード」で息を吐けてるか、注意しましょう。
サックスの音を鳴らすためには、一定の息のスピードが必要です。
初心者にありがちなのが、息を少しずつ、だんだん強く吹き込むこと。。
音が鳴らない間の空気は、無駄になってしまいます。
「音を出す」と決めたなら、息を吐く瞬間から、「音が鳴るほどの息のスピード」で吹き込むように意識しましょう。
息が続かない要因が、複数ある場合もある。

ここまでいろいろ紹介しましたが、ここまでの要因が同時に何個も起きてるパターンもあります。
というか、たいていの人が、同時に複数の問題があります。
- 息がたくさん吸えてないし、
- 自分に合ってない厚いリード使ってるし、
- マウスピースは強く噛んでるし、
- 息は最初から速く吐けてないし、
みたいな。
もっと原因がある人もいるでしょう。
なので、できるだけいろいろ試して。
「ちょっとだけ息が長く続く工夫」を、たくさん重ねるようにしましょう。
まとめ
今回は、

先生、サックスを吹いてるとすぐに息切れしてしまいます。
- 息切れしないコツとかあるんですか?
- どんなことをすれば、息が長く続くようになりますか?
という質問・相談に対して記事を書いてみました。
いろいろ書きましたが、息が続かない原因は、大きく2つです。
- 息がたくさん吸えてない。
- 息を効率よく音に変換できてない。
この2つだけ。
この2つを、ちょっとずつ改善していけば、必ず息が長く続くようになります。
すぐに効果が出るような内容ではないですが、みなさんの上達のヒントになれば幸いです。
他に気になることがあったら、気楽にコメント欄に書いてください。
以上!終わり!
こちらのブログを参考にして、サックスの練習を頑張っている者です。
YAMAHAのアルト、コンセプト、シグネチャー2.75を使用しております。
学生時代3年間吹奏楽部で、20年ぶりに吹いてみているのですが…
いろんな方があげてる動画を見て実践しても、アンブシュアが全く分かりません。
口を丸くストローで飲む強さなどやってみると、全く音が出ずホッペばかり膨らんでしまいます…
元の吹き方(口が真横に細く伸びてしまいます)では力が入りすぎるのか、下唇が数分で痛くなる始末です…
練習方法やコツなど教えて頂けたら嬉しいです!
宜しくお願い致します。
これからもSNS更新楽しみにしております!