【初心者向け】サックスのリードの選び方を解説。
サックスのリードは選んだ方が良いって聞いたんだけど、
- どう選んだらいいの?
- 選ぶ基準とかあるの?
- 初心者でも選んだ方が良いの?
こちらの疑問にお答えします。
✔︎ この記事を書く人
こんにちは。
サックス講師の石橋と申します。
今回は、サックスのリードの選び方について解説していきます。
初めてリードを選ぶ方にもわかりやすいように解説してくつもりなので、ぜひ参考に見ていってください。
【初心者向け】サックスのリードの選び方を解説。
リードの選び方の手順は、以下の5つのステップです。
- リードを1箱買う。
- 買ったリードを全て吹く。
- 吹きにくいものには「×」をつける。
- 吹きやすいものは「⚪︎」をつけて、リードケースにしまう。
- 良くも悪くもないものは「△」をつけて、リードケースにしまう。
基本的には、この手順でリードを選んでいきます。
それぞれ解説します。
① リードを1箱買う。
リードを買う時は、「箱」で書いましょう。
というのも、良いリードの数は少ないからです。
10枚リードを買ったら、だいたい2〜3枚くらいしか、良いリードはありません。
(多くて4枚)
残りは、「音が出しにくいリード」か、「音色」や「吹き心地」にクセのあるリードの場合がほとんどです。
バラ売りで2〜3枚だけ買うと、悪いリードを引く可能性の方が高いので、リードを選ぶなら「箱」で買うようにしましょう。
まずは定番のリードを買うのがおすすめ。
「どのリードを買えば良いかわからない!」
と言う方は、まず定番のリードを経験してみるのがおすすめです。
吹奏楽やクラシック系が好きなら、「バンドレントラディショナル2-1/2」。
ジャズやポップス系が好きなら、「バンドレンジャバ(緑)2-1/2」が定番でおすすめです。
「バンドレントラディショナル2-1/2」↓
「バンドレンジャバ(緑)2-1/2」↓
もし2つとも経験のある方は、他の厚さや、まだ吹いたことのないメーカーのリードを試すのがおすすめです。
② リードを全て吹く。
買ったリードは、1度全て吹きましょう。
(バンドレンのリードは、1枚1枚梱包されてますが、全部開けて全部吹きましょう。)
よく「もったいない」と言う方がいますが、別にリードは食べ物ではないので、梱包を開けたり、1度や2度吹いたくらいでは劣化しません。
リードを10枚買ったら、まずは全部吹いて、それぞれのリードの「吹き心地」や「音色」を確認しましょう。
③ 吹きにくいものには「×」をつける。
新しいリードを吹いたとき、
- 音が出しにくい。
- 吹き心地にクセがある。
- 音色が汚い。
と感じたリードには、「×」を書きこみましょう。
この×が付いたリードは、基本的に練習で使ってはいけません。
というのも、吹きにくいリードで練習すると、
変な「癖」がつく原因になってしまうからです。
上達が遅れるので、「×」をつけたリードでの練習はやめましょう。
④ 吹きやすいものは「⚪︎」をつけて、リードケースにしまう。
複数リードを吹いてると、音が出しやすく、音色も良いリードがあることに気がつくと思います。
そうゆうものには、「⚪︎」をつけて、リードケースに大切にしまいましょう。
基本的には、この「⚪︎」のリードで練習するのが一般的です。
⑤ 良くも悪くもないものは「△」をつけて、リードケースにしまう。
良くも悪くもない絶妙なリードは、△をつけて、リードケースにしましましょう。
良くも悪くもないリードは、練習で使うことで、良くなることがあります。
(逆もあるけど)
すぐに「⚪︎」か「×」か判断できないので、練習で少しずつ使ってみて、変化をみましょう。
リードは、ローテーションして使う。
「⚪︎」や「△」をつけたリードは、10〜20分くらい吹いたら、別のリードに交換しましょう。
というのも、リードは濡れるとすぐに劣化するからです。
たとえ新しくて良いリードでも、30分や1時間も練習すると、すぐに唾で水浸しになり、1日で劣化してしまいます。
べちょべちょに濡れる前に、他のリードと交換し、リードを乾燥(休憩)させながら使うと、寿命が長く保てます。
なので、リードは複数枚でローテーションしながら使うようにしましょう。
吹きにくいリードは、保管しておくのがおすすめ。
吹きにくくて「×」をつけたリードは、捨てるのでは無く、別の場所に保管しておくのがおすすめです。
というのも、時間を置いておくと、湿気や気温で変化して、吹きやすくなる可能性があるからです。
日本は湿気が多く、四季もあるため、リードの質が変わりやすいです。
半年や1年くらい時間を置いてから吹くと、吹きやすくなってることはザラにあります。
なので、「×」をつけたリードでも、捨てずに保管しておくのがおすすめです。
初心者でも、リードは選んだ方が良い。
たとえ初心者でも、リードは選ぶべきだと、僕は思います。
というのも、「自分に合ったリードを選べる」というのも、サックスの腕前の1つだからです。
サックスの「吹き心地」や「音色」は、リードで大きく変わります。
- 自分が出したい音に対して、どんなリードが適切なのか?
- 自分はどのメーカーのリードの音色が好きなのか?
- 自分はどのリードの厚さ吹きやすいのか?
そうゆう感性は、リードをたくさん吹かないと身に付きません。
なので、初心者でもリードはいろいろ試して、自分が吹きやすいものを選ぶ訓練を重ねたほうが良いです。
まとめ
今回は、リードの選び方について解説しました。
改めて手順をまとめるとこちらです↓
- リードを1箱買う。
- 買ったリードを全て吹く。
- 吹きにくいものには「×」をつける。
- 吹きやすいものは「⚪︎」をつけて、リードケースにしまう。
- 良くも悪くもないものは「△」をつけて、リードケースにしまう。
このようにして、リードを選ぶのが一般的です。
基本的には「吹きやすいか?吹きにくいか?」で判断して大丈夫で、
「吹きにくい」と感じたリードだけ、練習で使わないように注意しましょう。
今後の練習に活かしてみて下さい。
おわり!