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【初心者向け】サックスのリードの選び方を解説。

石橋 弘旭

サックスのリードは選んだ方が良いって聞いたんだけど、

  • どう選んだらいいの?
  • 選ぶ基準とかあるの?
  • 初心者でも選んだ方が良いの?

こちらの疑問にお答えします。

 

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石橋弘旭
石橋弘旭
サックス講師
Profile
サックス歴18年目。現役のサックス講師。習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩(敬称略)に習う。 吹奏楽やクラシック、アンサンブルが好き。「名無しのサクソフォンカルテット」のソプラノを担当。

 

こんにちは。

サックス講師の石橋と申します。

 

今回は、サックスのリードの選び方について解説していきます。

 

初めてリードを選ぶ方にもわかりやすいように解説してくつもりなので、ぜひ参考に見ていってください。

 

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【初心者向け】サックスのリードの選び方を解説。

リードの選び方の手順は、以下の5つのステップです。

  1. リードを1箱買う。
  2. 買ったリードを全て吹く。
  3. 吹きにくいものには「×」をつける。
  4. 吹きやすいものは「⚪︎」をつけて、リードケースにしまう。
  5. 良くも悪くもないものは「△」をつけて、リードケースにしまう。

基本的には、この手順でリードを選んでいきます。

 

それぞれ解説します。

 

① リードを1箱買う。

リードを買う時は、「箱」で書いましょう。

 

というのも、良いリードの数は少ないからです。

 

10枚リードを買ったら、だいたい2〜3枚くらいしか、良いリードはありません。

(多くて4枚)

 

残りは、「音が出しにくいリード」か、「音色」や「吹き心地」にクセのあるリードの場合がほとんどです。

 

バラ売りで2〜3枚だけ買うと、悪いリードを引く可能性の方が高いので、リードを選ぶなら「箱」で買うようにしましょう。

 

まずは定番のリードを買うのがおすすめ。

「どのリードを買えば良いかわからない!」

と言う方は、まず定番のリードを経験してみるのがおすすめです。

 

吹奏楽やクラシック系が好きなら、「バンドレントラディショナル2-1/2」。

ジャズやポップス系が好きなら、「バンドレンジャバ(緑)2-1/2」が定番でおすすめです。

 

「バンドレントラディショナル2-1/2」↓

 

「バンドレンジャバ(緑)2-1/2」↓

 

もし2つとも経験のある方は、他の厚さや、まだ吹いたことのないメーカーのリードを試すのがおすすめです。 

 

② リードを全て吹く。

買ったリードは、1度全て吹きましょう。

(バンドレンのリードは、1枚1枚梱包されてますが、全部開けて全部吹きましょう。)

 

石橋
石橋

よく「もったいない」と言う方がいますが、別にリードは食べ物ではないので、梱包を開けたり、1度や2度吹いたくらいでは劣化しません。

 

リードを10枚買ったら、まずは全部吹いて、それぞれのリードの「吹き心地」や「音色」を確認しましょう。

 

③ 吹きにくいものには「×」をつける。

新しいリードを吹いたとき、

  • 音が出しにくい。
  • 吹き心地にクセがある。
  • 音色が汚い。

と感じたリードには、「×」を書きこみましょう。

 

この×が付いたリードは、基本的に練習で使ってはいけません。

 

というのも、吹きにくいリードで練習すると、

変な「癖」がつく原因になってしまうからです。

 

上達が遅れるので、「×」をつけたリードでの練習はやめましょう。

 

④ 吹きやすいものは「⚪︎」をつけて、リードケースにしまう。

複数リードを吹いてると、音が出しやすく、音色も良いリードがあることに気がつくと思います。

 

そうゆうものには、「⚪︎」をつけて、リードケースに大切にしまいましょう。

 

基本的には、この「⚪︎」のリードで練習するのが一般的です。

 

⑤ 良くも悪くもないものは「△」をつけて、リードケースにしまう。

良くも悪くもない絶妙なリードは、△をつけて、リードケースにしましましょう。

 

良くも悪くもないリードは、練習で使うことで、良くなることがあります。

(逆もあるけど)

 

すぐに「⚪︎」か「×」か判断できないので、練習で少しずつ使ってみて、変化をみましょう。

 

リードは、ローテーションして使う。

「⚪︎」や「△」をつけたリードは、10〜20分くらい吹いたら、別のリードに交換しましょう。

 

というのも、リードは濡れるとすぐに劣化するからです。

 

たとえ新しくて良いリードでも、30分や1時間も練習すると、すぐに唾で水浸しになり、1日で劣化してしまいます。

 

べちょべちょに濡れる前に、他のリードと交換し、リードを乾燥(休憩)させながら使うと、寿命が長く保てます。 

 

なので、リードは複数枚でローテーションしながら使うようにしましょう。

 

吹きにくいリードは、保管しておくのがおすすめ。

吹きにくくて「×」をつけたリードは、捨てるのでは無く、別の場所に保管しておくのがおすすめです。

 

というのも、時間を置いておくと、湿気や気温で変化して、吹きやすくなる可能性があるからです。  

 

日本は湿気が多く、四季もあるため、リードの質が変わりやすいです。 

半年や1年くらい時間を置いてから吹くと、吹きやすくなってることはザラにあります。 

 

なので、「×」をつけたリードでも、捨てずに保管しておくのがおすすめです。

 

初心者でも、リードは選んだ方が良い。

たとえ初心者でも、リードは選ぶべきだと、僕は思います。

 

というのも、「自分に合ったリードを選べる」というのも、サックスの腕前の1つだからです。 

 

サックスの「吹き心地」や「音色」は、リードで大きく変わります。

 

  • 自分が出したい音に対して、どんなリードが適切なのか?
  • 自分はどのメーカーのリードの音色が好きなのか?
  • 自分はどのリードの厚さ吹きやすいのか?

そうゆう感性は、リードをたくさん吹かないと身に付きません。

 

なので、初心者でもリードはいろいろ試して、自分が吹きやすいものを選ぶ訓練を重ねたほうが良いです。

 

まとめ

今回は、リードの選び方について解説しました。

 

改めて手順をまとめるとこちらです↓

  1. リードを1箱買う。
  2. 買ったリードを全て吹く。
  3. 吹きにくいものには「×」をつける。
  4. 吹きやすいものは「⚪︎」をつけて、リードケースにしまう。
  5. 良くも悪くもないものは「△」をつけて、リードケースにしまう。

このようにして、リードを選ぶのが一般的です。

 

基本的には「吹きやすいか?吹きにくいか?」で判断して大丈夫で、

「吹きにくい」と感じたリードだけ、練習で使わないように注意しましょう。

 

今後の練習に活かしてみて下さい。

おわり!

 

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