【サックス】唾で「ジュルジュル」と雑音が鳴るときの原因と対処法。
サックスを吹いてると、唾が溜まって、音に「じゅるじゅる」という雑音が入る。
どうしたら唾が溜まらなくなるの?
こちらの疑問にお答えしていきます。
✔︎ この記事を書く人
こんにちは。
サックス講師の石橋と申します。
今回は、サックスの「唾の雑音」についての原因と対処方法を紹介していきます。
僕も、音大生時代にすごく悩まされた問題です。
僕なりの対処法ですが、是非参考に見ていってください。
唾で「ジュルジュル」鳴ってしまう原因。
僕の今までの経験からすると、
唾で「ジュルジュル」鳴ってしまう原因は3つあります!
- マウスピースを噛みすぎてる。
- マウスピースやリードについた水分をそのままにしてる。
- 顔が下を向いてる。
この3つです。
それぞれお話していきます。
原因① マウスピースを噛みすぎてる。
マウスピースを噛みすぎてると、唾が溜まりやすくなります。
というのも、人間は何か噛むと、唾が出る生き物だからです。
ご飯を食べると、自然と唾が出てしまいますよね。
人間は何か噛むと自動で、殺菌や消化のお手伝いのため、口の中に唾を出す機能を持ってます。
それがマウスピースを咥えるときも、作動してしまってるのです。
強くマウスピースを咥えることで、
脳が「食べ物だ!」と誤作動を起こしてるのです。
なので、マウスピースはできるだけ優しく、ふわっと、咥えなければいけません。
下唇の裏に、強烈に歯形がついてしまう人はとくに注意です!
原因② マウスピースやリードについた唾をそのままにしてる。
マウスピースやリードについた唾をそのままにするのも、「ジュルジュル」と音が鳴ってしまう原因です。
どれだけ徹底しても、マウスピースとリードに唾はついてしまうものです。
吹けば吹くほど、唾が溜まって、ジュルジュル鳴りやすくなります。
なので、定期的に唾を除去しないといけません!
つまり、演奏中の休符で、こまめにマウスピースをストローのように吸って、唾を吸い取るのです。
「唾を吸い取る!?汚い!」
と思われるかもしれませんが、自分の唾なので、体への心配はいりません。
僕は18年サックスを吹いてますが、それが原因で病気になったことはありませんし、そんな事例も聞いたことないです。
初心者の人は気が引けると思いますが、プロも当たり前のようにやってることなので、ぜひ真似してしてみてください。
原因③ 顔が下を向いてる。
最後の原因は、「顔が下を向いてる」です。
サックスを吹いてるときに、顔が下を向いてると、口先に唾が溜まりやすくなって、マウスピースにも唾が入りやすくなるのです。
コップやティーポットと一緒で、
唾は液体なので、顔が下を向いてると、口先に唾が移動してしまいます。
なので、マウスピースを咥えるときは、顔は正面を向くように心がけましょう。
楽譜を見るとしても、顔は正面で、目線だけ落とす意識で!
唾の「ジュルジュル」が鳴らなくするには!
以上の原因から、唾の「ジュルジュル」音をなくすために意識しないといけないことは3つです!
- 優しくマウスピースを咥える意識をする。
- こまめに唾を吸う。
- 顔が正面に向くような姿勢を心がける。
ひとまずは、この3つを意識して練習するのが良いと思います。
僕自身は、この3つを心がけてから、唾の「ジュルジュル」がかなり軽減されました。
ぜひ参考にしてみてください!
終わり!