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【初心者向け】サックスを選ぶときのポイントと、おすすめ機種を紹介。

石橋 弘旭

初めまして。

サックス講師をしてる”石橋”と申します。

石橋弘旭
石橋弘旭
サックス講師
Profile
サックス歴18年目。現役のサックス講師。習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩の各師に習う。 吹奏楽やクラシック、アンサンブルが好き。「サクソフォレーション」のソプラノを担当。

 

この記事では、

サックスを始めたいんだけど、どのサックスを買えばいいのか?

どれが初心者におすすめなのかわからない!

という、まだサックスを持っていない方向けに、

最初の1本目を選ぶときに重要なポイントを、わかりやすく解説していきます。

 

「わかりやすく」をモットーに書いていくので、是非参考に見ていってください。

 

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サックスを選ぶときに重要なポイント

サックスを選ぶ上で重要なポイントは3つです。 

  • 大きさ
  • 価格
  • メーカー

 

「え、そんなの、どれが良いのかわからないよ!」

という方も大丈夫。

 

僕のおすすめも書いていくので、そちらも参考にしつつ、ポイントだけ抑えておきましょう。

 

それぞれ紹介していきます。

 

⒈ 大きさ

サックスには、大きさが4種類あります。

左から、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンという大きさです↓

 

ソプラノになるにつれ、音が高く、

バリトンになるにつれ、音が低くなります。

 

正直、サックスはどれも難易度は変わらないので、どれで始めても構いません。

 

しかし個人的に、初心者の方はアルトサックスがおすすめです。

 

というのも、アルトサックスは、

  • 本体と周辺グッズの価格が安く
  • 小型で軽くて練習がしやすく
  • アルトサックス用の楽譜がたくさん出版されている

という理由があるからです。

石橋
石橋

一番低予算で始められ、たくさん曲を楽しめるので、コスパが良い!

 

他のサックスで始めても構いませんが、よほど強いこだわりがなければ、アルトサックスでスタートするのが良いでしょう。

 

⒉ 価格

サックスの価格はピンからキリまであります。

 

安いものは5万円から。

高いものは200万円まであります。

 

初心者の人におすすめなのは、15万円〜35万円くらいのサックスです。

(アルトの価格)

 

それよりも安いと、吹きにくくて壊れやすく、

それよりも高いと、性能を持て余す可能性があるからです。

 

なので、最初は15万〜35万円くらいの幅で見ておきましょう。

石橋
石橋

初心者におすすめのサックスは、このあと紹介しますね。

 

⒊ メーカー

サックスには、さまざまなメーカーがあります。

有名なものだと、

  • ヤマハ
  • セルマー
  • ヤナギサワ
  • キャノンボール

この4つが特に有名なメーカーです。

 

基本的にはこの4つのメーカーか、知っているメーカーで、信頼できるものを購入するようにしましょう。

石橋
石橋

通販の謎メーカーの激安サックスはダメ!

 

ちなみに、個人的に初心者におすすめのメーカーは「ヤマハ」です。

 

価格が安く、手に入りやすく、国内メーカーで信頼があり、アフターサポートもあるからです。

石橋
石橋

とくに、ヤマハの「280シリーズ」や、「62シリーズ」は品質が高く、コスパも良いです。

 

最初の1本だからこそ、信頼のあるメーカーのものを選ぶようにしましょう。

 

石橋が選ぶ、初心者におすすめのサックス。

以上の点を踏まえたうえで、僕が初心者におすすめするサックスは、以下の3つです。

  • ヤマハ280シリーズ
  • ヤマハ62シリーズ
  • ヤナギサワWO-1シリーズ

この3つは、価格的にも性能的にも、初心者にピッタリだと思います。

それぞれ軽く紹介しますね。

 

ヤマハ280シリーズ

「とにかく安く、低予算で始めたい」

という方なら、ヤマハの280シリーズがおすすめです。

 

価格は、アルトで約15万円ほど。

 

現状の有名メーカーの中のサックスで、最も価格が安く、

ヤマハの最長5年サポートの対象楽器です。

 

音色は上位機種と比べると良くないですが、

  • 吹きやすさ、
  • 音程の取りやすさ、
  • 構えやすさ、

など、サックスの基本の部分はしっかり作り込まれてます。

なので、サックス入門には十分な性能です。

 

最安値で始めたい場合は、ヤマハの280シリーズがおすすめです。

 

ヤマハ62シリーズ

「良い楽器で、長く続けたい」

という方におすすめなのが、ヤマハ62シリーズです。

 

価格は、アルトで35万円ほど。

  • 音色、
  • 吹き心地、
  • 音程、
  • 構えやすさ、

どのポイントも、価格に対してかなり高水準です。

(もちろん、ヤマハのアフターサポート対象楽器です)

 

初心者から上級者になるまで、これ一本でOKで、買い替えなども不要です。 

 

「良い楽器で長く吹きたい!」という方には、ヤマハの62シリーズがおすすめです。

 

ヤナギサワWO-1シリーズ

こちらも「良いものを長く使いたい!」という方におすすめの楽器です。

 

価格はアルトで35万円ほど。

 

ヤナギサワのサックスは、日本の職人さんが1本1本手作りしてるので、「品質が高い」と評判のサックスです。

 

その中でも、ヤナギサワのWO-1シリーズは「ライトモデル」と言い、
吹き心地が軽く設計されているサックスです。

 

なので、初心者でも軽く音が出しやすく、初めてのサックスにピッタリです。

 

ただし、生産本数が少ないのが難点で、なかなか楽器屋で見かけることができません。

 

とても品質が高く、コスパも良いので、見かけることができたら、是非おすすめしたい楽器です。

 

石橋のイチオシはコレ!
  • ヤマハ280シリーズ
  • ヤマハ62シリーズ
  • ヤナギサワWO-1シリーズ

 

最低限の周辺グッズを買おう。

サックスは本体以外にも、必要な周辺グッズがあります。

 

あると便利なものはたくさんありますが、今回は「コレだけは絶対必要!」という、最低限のグッズだけ紹介します。

 

と言っても、絶対必要なグッズは2つ↓

  • リード
  • スワブ

これだけ。

それぞれ紹介しますね。

 

⒈ リード

リードは、サックスの吹き口に取り付ける、「葦」と言う植物でできた板のことです。

これがないと、サックスは音を鳴らすことができません。

 

また、リードは使ってると、どんどんボロボロになっていく消耗品なため、1~2ヵ月で交換が必要です。

(練習頻度によるけど。)

 

なのでリードは、サックス購入時に余分に持っておくようにしましょう。

 

(リードにもいろいろな種類がありますが、初心者におすすめリードはこちらです↓)

 

⒉ スワブ

スワブとは、サックスの管内を掃除するためのお手入れグッズです。

練習後は、スワブで管内の水分を拭きとっておかないと、カビが生える原因になります。

 

なので、スワブも必ず買っておきましょう。

 

アルト&テナー用スワブ↓

 

絶対必要ではないけど、あると便利なもの。

あとは、「絶対必要」というほどでもないけど、あると便利なものを何個か紹介しておきます。

 

ここで紹介するのは4つ↓

  • 譜面台
  • リードケース
  • 電子チューナー&メトロノーム
  • 初心者用の教本

これらは、後々必要になったら購入すれば良いと思います。

それぞれ軽くだけ紹介しておきます。

 

①譜面台

譜面台は、楽譜を立てるための台です。

 

練習するときに便利ですが、「本立て」でも代用ができますし、必需品というほどでもありません。

なので、自身の練習環境に応じて購入すると良いと思います。

 

②リードケース

リードケースは、リードを収納するためのケースです。

 

サックスを長く続けると、リードがどんどん溜まっていきます。

  • どれが良いリードだったのか?
  • どれが最近買ったリードだったのか?
  • どれが古いリードなのか?

これらの管理がだんだん難しくなるため、リードケースがあると、それらの管理が楽になり、便利です。

 

サックスを始めた当初は必要ないと思いますが、リードが増えてきたら購入するのをおすすめします。

 

③電子チューナーメトロノーム

電子チューナーメトロノームは、その名の通り、チューナーとメトロノームが一体化したアイテムです。

 

正しい音程やテンポを確認することができ、練習の効率を上げます。

 

ですが、最近はスマホアプリでも代用ができてしまうため、必ずしも必要という物でもなくなってしまいました。

 

なのでこちらも、必要になったら購入するのが良いと思います。

 

④初心者用の教本

初心者用の教本も、絶対必要ではないですが、あると便利です。

 

「何から、どんなふうに練習すればいいのか」

その順序が分かりやすく書かれてますし、初心者向けの楽譜も入っているので、練習がスムーズに進みます。

 

ただし、こちらもネットで調べれば代用できるものでもあります。

 

なので、「ネットで調べるのが面倒」と言う人だけ購入するのが良いと思います。

 

絶対必要ではないけど、あると便利なもの
  • 譜面台
  • リードケース
  • 電子チューナー&メトロノーム
  • 初心者用の教本

 

まとめ。

長々と書いてしまいましたが、この記事で伝えたいことはこちらです↓

 

これからサックスを買う初心者に知ってほしいポイントは3つ。

  • 大きさ→4種類あるけど、迷ったらアルトがおすすめ
  • 価格→5~200万の幅があるけど、15~35万くらいの機種がおすすめ
  • メーカー→ヤマハ・ヤナギサワ・セルマーがおすすめ

こんな感じです。

 

サックスを買うときは、スワブとリードもお忘れなく。

 

長文読んでいただき、ありがとうございました!

 

質問とかは、コメント欄にお願いします!

 

以上になります!

 

(本記事内で紹介したおすすめサックス&必需品↓)

 

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サックス歴18年目。現役のサックス講師。習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩の各師に習う。 吹奏楽やクラシック、アンサンブルが好き。「サクソフォレーション」のソプラノを担当。
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