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【サックスの基本】スケール練習の具体的なやり方について解説。

石橋 弘旭

こんにちは。

サックス講師の石橋と申します。

石橋弘旭
石橋弘旭
サックス講師
Profile
サックス歴18年目。現役のサックス講師。習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩(敬称略)に習う。 吹奏楽やクラシック、アンサンブルが好き。「名無しのサクソフォンカルテット」のソプラノを担当。

 

今回は、サックスの基礎練習である「スケール」の練習方法について書いていきます。

  • どうやってスケール練習するのがいいの?
  • どんなスケールを練習すればいいの?

このような疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。

 

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スケール練習で用意するもの。

まず、スケール練習で必要なものを紹介します。

 

と言っても、必要なものは2つだけです。

  • メトロノーム
  • スケール教本

この2つ。

 

それぞれ紹介します。

 

メトロノーム

一定のテンポを出してくれる練習グッズ。

正しいテンポで練習するために必要です。

 

最近だと、メトロノームのスマホアプリもあるので、それで代用してもOK。

 

スケール教本

スケールが書いてある楽譜。

正しいスケールの知識を身につけるために必要です。

 

長調・短調のスケールが書いてあるものを用意すること。

(定番はこれ↓)

 

スケール練習のやり方。

必要なものが揃ったら、さっそくスケール練習していきましょう。

 

スケール練習の流れはこちらです↓

  1. メトロノームを60にセットする。
  2. メトロノームに合わせて、スケールを吹く。
  3. 余裕なら、テンポを上げる。

これだけ。

 

それぞれ紹介します。

 

①メトロノームを60にセットする。

メトロノームのテンポは60にセットしましょう。

 

60は、1分間に60回「カチッ」となるテンポ。

つまり、時計の秒針と同じテンポです。

 

スケールに慣れてるひとは、もっとテンポが早くても大丈夫です。

慣れてない人は、ゆっくりのテンポから確実に練習していきましょう。

 

②メトロノームに合わせて、スケールを吹く。

テンポ60にセットしたら、メトロノームの「カチッ」という音に合わせて、スケールを1音ずつ吹いていきましょう。

 

こんな感じで↓

 

ゆっくり正確に、正しい音を吹く。

ブレスはどこで吸っても大丈夫です。

 

メトロノームの「カチ」に合わせて、正確に指を動かすように練習しましょう。

 

③余裕なら、テンポを上げる。

何回かスケールを練習してると、指を覚えてくるので、だんだん余裕が出てきます。

 

余裕が出てきたら、テンポを上げていきましょう。

 

最初はテンポ60で始めたものが、最終的にテンポ200くらいまでいけると良いですね。

 

練習するべきスケール。

スケール教本を見てもらうとわかると思いますが、

スケールには様々な種類があります。

  

  • 長音階
  • 旋律短音階
  • 和声短音階

 

優先して練習するべきスケールは、「長音階」と「和声短音階」の2種類です。

 

長音階

長音階とは、この世で最もよく使われてるスケールです。

 

その最たる例が「ドレミファソラシド」です。

 

「ドレミファソラシド」は長音階の中の1つで、様々な曲で使われています。

  • チューリップ
  • ドレミの歌
  • カエルの歌

などなど。

 

なので、長音階は優先的に練習しましょう。

 

和声的短音階

和声的短音階とは、いくつかある短音階の中の1つです。

 

補足

ちなみに短音階とは、長音階と違い、暗く、悲しい印象を持つ音階のことです。

 

詳しく話すと長くなりますが、短音階の中でもっとも良く使われているスケールが、和声短音階です。

 

なので、いくつか種類がある短音階の中でも、まずは和声的短音階から練習していくと良いでしょう。

  

スケールは覚える。

(暗譜で吹けると完璧!)

スケールは、できるだけ覚えましょう。

 

覚えることで、譜読みが早くなったり、指回しも早くなります。

 

実際、プロや音大生は、スケールを全て覚えています。

スケールを覚えてるので、指回しも早く、調の理解力や、譜読みも早いのです。

 

(音大の入試にスケールがあるから、覚えざるを得ないだけかもしれないけど。)

 

少しずつでも良いので、スケールはどんどん覚えていきましょう。

 

僕がやってるスケール練習。

最後に、僕がやってるスケール練習を少しお見せします↓

「ラ」から始まる長調(Adur)から始めて、半音階で開始音を下げていく練習です。

 

この練習は、高校生の頃(音大受験)からやってる練習です。

 

最初は指が全く回りませんでしたが、1ヵ月間スケールだけ毎日練習してたら、なんの苦も無くできるようになりました。

 

もし音大生やプロレベルの演奏を目指すなら、どこかのタイミングでスケールを全部覚えることに注力するのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、スケールの練習方法についてお話してみました。

 

スケールの練習方法と言っても、やることはシンプルです。

「メトロノームを付けて、スケールを吹く」

これを、地道に繰り返すことが大切です。

 

石橋
石橋

テンポのブレが無く、長調・短調のスケールが吹けたら完璧です。

 

一朝一夕でできることではありませんが、コツコツ練習して、いつか全部のスケールを覚えるのを目標に練習してみてください。

 

今回は以上です。

 

何か参考になれば幸いです。

 

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サックス歴18年目。現役のサックス講師。習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩(敬称略)に習う。 吹奏楽やクラシック、アンサンブルが好き。「名無しのサクソフォンカルテット」のソプラノを担当。
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