【サックス】高速で音を区切る「ダブルタンギング」のやり方を解説。

こんにちは。
サックス講師の石橋です。
今回は、ダブルタンギングのやり方について紹介していきます。
- ダブルタンギングやってみたい!
- 習得したい!
と言う方は、ぜひ参考に見ていっていただければと思います。
【サックス】高速で音を区切る「ダブルタンギング」のやり方を解説。
ダブルタンギングのやり方は、簡単に言うと、
音を出しながら「トゥクトゥク」と舌を動かして、高速で音を区切っています。
具体的に言うと、
- 「トゥ」の発音で、通常のタンギングと同様、舌をリードの先端につけて音を区切る。
- 「ク」の発音で、息の流れを瞬間的に区切って音を区切る。
という2種類の発音を繰り返してます。
「トゥ」と「ク」の発音を交互に行うことで、高速で音が区切れてるように聞こえるのです。
まずは言ってみる

ダブルタンギング習得の第1歩目としては、
まずは「トゥクトゥク」と言ってみることから始まります。
実際に「トゥクトゥクトゥクトゥク」を声に出して言ってみて、その時の舌の動きや喉の動きを観察しましょう。

トゥクトゥクトゥクトゥク〜
このときの舌の動きを、楽器を吹きながら再現する必要があります。
出しやすい音でダブルタンギングに挑戦
ある程度、舌の動かし方の確認ができたら、実際にサックスの音を出しながら、ダンブルタンギングに挑戦しましょう。
最初は、真ん中の「ド」とか「ド#」あたりの、比較的出しやすい音で挑戦するのが良いと思います。
(高い音とか、低い音だと、難易度が上がってしまうので。)
しっかり息を吹き込んで音を出しつつ、舌を「トゥクトゥク」と動かして、挑戦してみましょう。
できない場合。
すぐにできるテクニックではないので、ある程度練習が必要です。
しかし、
「どんだけ練習してもできない!!!」
と言う場合は、以下のポイントを確認してみてください↓
- 舌の動きに集中しすぎて、アンブシュアが崩れてないか?
- 息はしっかり十分に吸えてるか?吹き込めてるか?
- マウスピースを咥える深さが極端に深くなってないか?浅くなってないか?
- マウスピースを噛みすぎてないか?
- 喉が閉まってないか?
- 鼻から息が抜けてないか?
などなど。
できない要因はいろいろありますけど、できない人の多くはアンブシュアと呼吸がテキトーになってる人が多い印象です。
舌の動きは重要ですが、それ以上に、基本の音の出し方が崩れないように注意しながら練習してみてください。
あとは慣れる。

ダブルタンギングは、サックスの奏法の中でも、とくに特殊な体の使い方をします。
それゆえに、習得には結構時間がかかります。
なので、1日や2日でへこたれないで。
気長に練習して、体に馴染ませるようにしてください。
(ちなみに僕は、練習してから実践投入するまで、2ヶ月くらいかかったかな。。)
まとめ
今回は、サックスのダブルタンギングのやり方について紹介してみました。
基本的には、音を出しながら舌を「トゥクトゥク」と動かすだけです。
練習する場合は、基本的な音の出し方が崩れないように注意しながら、練習してみてください。
ダブルタンギング習得のキッカケになれば幸いです。
おわり!