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【サックス講師が書く】楽に良い音を出すための「息の入れ方」。

石橋 弘旭

 

こんにちは。

サックス講師の石橋と申します。

石橋弘旭
石橋弘旭
サックス講師
Profile
サックス歴18年目。現役のサックス講師。習志野高校(吹奏楽部)→国立音楽大学→尚美ミュージックカレッジディプロマ科→島村楽器サックス科講師。 サックスを雲井雅人、下地啓二、林田和之、西尾貴浩の各師に習う。 吹奏楽やクラシック、アンサンブルが好き。「サクソフォレーション」のソプラノを担当。

 

今日は、サックスの息の入れ方について、書いていこうと思います。

 

息の入れ方、とても大事です。

 

息の入れ方をこだわるだけで、

  • 音が楽に出せるようになったり、
  • 音色が豊かになったり、
  • 演奏が楽になったり、

さまざまな良いことが起きます。

 

ぜひ参考に見ていってください。

 

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知ってほしい。楽に音が出せる息の入れ方。

「ため息」みたいな息の入れ方。

サックスを楽に鳴らす息の入れ方は、「ため息」をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

 

  • つかれたとき、
  • 重い物を運んだとき、
  • 階段を登り切ったとき、

「はぁ~」って、つい息が出てしまいますよね。

 

あれです。

 

ため息=力を抜いたときに出る息。

ここで理解してほしいのは、

ため息は、力を抜いたときに出る息ということです。

 

力を込めて吹く息↓

  • ろうそくの火を「フっ!」と一瞬で消すときとか、
  • 熱いラーメンを「フー!フー!」と冷ますような、

そうゆう故意に強く出す息ではないということです。

 

どちらかというと、体から力が抜けるの同時に、空気が自然と口から漏れ出す。

そうゆう、リラックスした息の吐き方が、「ため息」なのです。

 

でかい「ため息」は、ものすごいパワーがある。

「ため息」と言ってしまうと、「ほっ」としたような、小さな息のように思えるかもしれません。

 

しかし、大きい「ため息」だと、ものすごい息のパワーがあるのです!

 

試しに今、体感してみましょう。

 

まず、「もうこれ以上吸えない!」というほど、息を吸ってみてください。

 

  • 思わず肩が上がるほど、
  • 思わず胸が張るほど、
  • 思わず背筋が伸びてしまうほど、

そのくらい吸えたらOKです。

 

たくさん息が吸えて、もう吸えないくらいになったら、力を抜いて息を吐いてみましょう。

 

「はぁ~~~~~~」と。

そしたら、すごい量の息が、口から勝手にあふれ出るはずです。

(強く出そうと思ってないのに、勝手に。)

 

サックスを吹くときに使ってほしいのは、この息の出し方です。

 

この息の出し方が活用できると、楽器がもっと簡単に鳴らせるようになります。

 

多くの人が、力を入れて、頑張って息を出してる。

「サックスが上手く鳴らせない」

という生徒をよく見てると、

力を入れて、頑張って息を吹いてしまってる人が多い印象です。

(先ほど書いたような、ろうそくの火や、熱いラーメンを吹くような、力任せな息の出し方です。)

 

力任せに息を吹いてしまうと、すぐに疲れて、長く演奏できなくなってしまいます。

ついでに、筋肉も硬直してプルプル震え、音も震えてしまうでしょう。

 

楽に音を出すためには、より効率的に。

少ない力で、パワーのある息を出せないといけないのです。

 

「力を入れて出す息」+「力を抜いて出す息」=最強。

そこで、最初に紹介した「ため息」みたいな「力を抜いて出す息」というわけです。

 

  • 力を込めて出す息。
  • 力を抜いて出す息。

このどちらも使って、息を出すイメージです。

 

2つの息の出し方を同時に行うと、そんなに力を入れてないのに、すごい速さの息が、楽に口から出せます。

 

快適に鳴らせるようになる。

「力を抜いたときの息」と「力を入れたときの息」。

このどちらも使って楽器を吹くと、あら不思議。

楽に大きな音が出ます

 

大事なのは「力を抜いたときに出る息」を知ることと、活用すること。

 

実際に演奏で活かせるほど慣れるには、少し時間がかかると思います。

しかし、慣れたら本当に快適です!

 

  • 長いフレーズも、
  • 長い曲も、
  • 1時間以上のコンサートも、

体力に余裕をもってできるようになります。

 

なので、今「息」で悩んでる人は、ぜひ「力を抜いたときに出る息」を体験し、練習してみてください!

 

活字だけで上手く伝わったのか心配ですが、皆さんの奏法のヒントになれば幸いです。 

 

注意点:息をたくさん吸うのを忘れないように。

最後、注意点だけ。

 

よくある失敗ですが、

息の”吐き方”に集中しすぎて、”吸い方”をテキトーにしないように注意です。

 

息は、あくまで吸ってから吐くもの。

吸えないと、吐けないものです。

 

たくさん吸ってないと、パワーのある息が出せません。

 

吐く前に、「たっぷり吸う」というのだけ忘れないで練習してみてください。

 

以上!終わり!

 

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